痩身とは

痩せてない人が引き締まった身体・体型にすることです。
食糧が過分に行き渡っている現代、食べ過ぎによる肥満に悩まされている人が増えています。

そんな中で体型を気にする人もいれば、慢性の現代病などの防止のために痩身や減量を行う方も多いのではないでしょうか。
痩身をするか、しないかは各人の体重・体型により自由ですが、基本的にはBMI指数を用いることで数値で判断できますので、見てみましょう。

BMI指数とは

身長と体重のバランスをみる肥満判定基準です。
BMI指数18.5未満がやせぎみ、18.5以上25未満を普通、25以上が肥満と3つの判定に分類できます。
BMI指数22の方が標準体重で、最も生活習慣病にかかりにくく、死亡率が低いとされています。
BMI=体重(kg)÷{身長(m)×身長(m)}

身長が170cm、体重65kgの方の場合
BMI=65÷(1.70×1.70)=22.4で普通(標準)になります。

標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22(標準指数)
逆に身長170cmの方の標準体重は1.7m×1.7m×22=63.58kgとなります。

この基準には弱点があり、枠に当てはまらない方も出てきます。
例えば、筋肉が多いスポーツ選手だと、身長に対して体重は通常よりも重くなり、体脂肪は少なくても肥満と判定されてしまうことがあります。BMIはあくまでも目安だということですね。

ダイエット公式

口から入ってくるカロリーよりも身体が消費するカロリーのほうが多ければ、自然と痩せてゆきます。
口から入るカロリー < 身体が消費するカロリー=痩せる

この不等式を成立させるためのポイントは「食事の制限」と「運動」です。
1、食事の制限:ビタミンやミネラルを摂取し、食品のバランスを考えながら、食事制限(痩身・ダイエット)を行う。
2、運動:運動(散歩、家事、肉体労働、、スポーツ、エクササイズ など)を実行することによって消費カロリーを増やす。

間違った痩身の方法

 
痩身の基本は、あくまでダイエット(規定食、食事制限)と運動(運動療法)です。
基本的に、ダイエットと運動をしないで楽に痩せるということはありえません。

ダイエットで注目すべき栄養素は「脂肪」「炭水化物(糖分)」「タンパク質」です。
1gあたり脂肪は9キロカロリー、炭水化物は4キロカロリー、たんぱく質は4キロカロリーの熱量を持っています。
大切なことは、総量、総カロリーは制限しても、健康に配慮して(ビタミンやミネラルを取りながら)多品種をバランス良く摂ることです。

よくテレビで目にする単一食品(例「バナナダイエット」「りんごダイエット」「豆腐ダイエット」)を食べ続けたり、米(炭水化物だけを摂らないなど、栄養素が極端に偏った手法では、たとえ一時的には痩身・減量につながったとしても、後でリバウンドすることが多くなります。

また、そればかりか、かえって容姿を損ねてしまったり、ひどい場合は命も危ぶまれる状態になってしまうこともあります。

まとめ

計画的な食事制限を行った上で、運動を行い、筋肉量を増やして基礎代謝量を上げると、(口から入るカロリー < 身体が消費するカロリー=痩せる)の公式通り、かなり容易に痩身を実現させることができるはずです。

流行りのてっとり早い情報に惑わされずに、体の仕組みを踏まえ、BMI指数とダイエット公式を意識したダイエットを継続していきましょう!