近年、室内で観葉植物を育てる方が多いようです。
観葉植物はおしゃれで癒しの空間を作るだけでなく、室内の空気清浄効果や風水効果も期待されることから注目を浴びています。
観葉植物というと昔からある中~大型のものをイメージしますが、最近は小型で扱いやすい観葉植物が人気があるようです。
今回は、初心者さんにおすすめの室内にあう観葉植物を紹介し、失敗しない育て方のコツもわかりやすくご説明しましょう。
結論から申し上げると、失敗しない育て方の基本のポイントは「水やり」「日当たり」「温度」「風通し」の4つです。
以前観葉植物を枯らしてしまった経験がある方も、この4つのコツを押えてぜひもう一度トライしてみてくださいね。
さらにステップアップしたお手入れ方法など、盛りだくさんでお伝えします。
それでは、室内で楽しめるおしゃれな観葉植物と育て方を見てみましょう!
おしゃれな観葉植物を探してみよう
近年では、観葉植物を眺めながらお茶が飲める「ボタニカルカフェ」というお店が流行っています。
おしゃれな空間で、気軽に観葉植物と触れ合える雰囲気は忙しい日々の疲れを癒してくれます。
「ボタニカルカフェ」がお近くにあれば、お店の人のアドバイスなども聞けそうですね。
一度覗いてみて人気の観葉植物をチェックしてみるのもいいのではないでしょうか?
初心者さんでも育てられる観葉植物は、雑貨ショップや100円均一などでも扱っていますが、やはり品質の面で考えると園芸店などの専門店での購入をおすすめします。
観葉植物専門の実店舗や通販サイトなら、室内用の観葉植物が多数揃っていますよ。
初心者さんは、聞き慣れない珍しい品種よりも育てやすい丈夫な種類からスタートするのが良いでしょう。
ポイントは葉が生き生きとした緑色で、幹や枝が太く元気なものを選びましょう。
専門店では、選び方や育て方のアドバイスもしてもらえるでしょう!
また、観葉植物専門の通販サイトでは、品種の詳しい説明や育て方のポイントも記載されています。
プロが選んだ高品質な植物を豊富に扱っていますので、安心してお買い物ができます。
初心者さんにもおすすめの人気の観葉植物は!
それでは初心者でもお手入れが簡単でおすすめの観葉植物を紹介しますね。
おすすめの観葉植物1:パキラ
室内で育てやすい観葉植物の1つめは「パキラ」です。
手のひらのような愛らしいグリーンの葉が人気で、小さいサイズも販売されています。暑さ・寒さに強く丈夫な品種なので、育て方は簡単ですよ。
風水においては、集中力を高めるために勉強運や仕事運がアップすると言われています。
おすすめの観葉植物2:モンステラ
「モンステラ」は南国風の大きな葉はファブリックの模様などにも使われているので、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
熱帯の植物ですが、寒さに強く育てやすい品種です。
小さな苗はまだ葉の切れ込みがないため、ある程度大きく育ったものを選びましょう。
スペースが狭い場合は小型のヒメモンステラという品種も人気があります。
風水的には、金運アップが期待されると言われます。
ハワイでは、モンステラは希望の光を導く縁起の良い植物として大切にされています。
おすすめの観葉植物3:サンスベリア
「サンスベリア」、和名はトラノオと呼ばれ、細く伸びた葉がスタイリッシュで丈夫な観葉植物です。
NASA(アメリカ航空宇宙局)の研究で、室内の空気清浄に効果があるという報告もされている優秀な植物で人気があります。
サンスベリアも水やりは控えめにして育てましょう。
サンスベリアのような尖った葉は、風水において魔除けや厄除けの効果があると言われます。
様々な「気」が出入りする玄関や、悪い「気」が溜まりやすい鬼門などに置くのが良いとされています。
基本的な育て方のポイントは4つ!
室内での観葉植物の育て方は、想像よりも簡単です。
基本的なポイントは「水やり」「日当たり」「温度」「風通し」の4つです。
- 水やり:初心者さんの多くは、大切にするあまり常に水をあげてしまうようですが、観葉植物の土は乾燥気味に育てるのがコツです。
水は毎日与える必要はありません。土の表面が乾いてきたらたっぷり水を与え、受け皿にたまった分は捨てましょう。常に土が湿っていると根が弱って腐り、水分や栄養分をしっかり吸えなくなります。枯らしてしまう原因の多くは、水のやり過ぎによる根腐れによるものです。 - 日当たり:観葉植物はレースのカーテン越しの日が当たる場所に置きましょう。
真夏の直射日光は強すぎるので注意してくださいね。 - 温度:冬の温度管理も気をつけてあげましょう。
観葉植物は暖かい地域の原産が多いので、基本的には寒さが苦手です。
品種にもよりますが、室内の最低温度は5~10度くらいを保ちましょう。真冬の窓際は気温が急激に下がりますので、部屋の温かい場所に移動してくださいね。
毎日、植物の様子を観察することでちょっとした変化にも気づきやすくなります。 - 風通し:密閉された空間は植物にとって好ましい環境ではありません。
空気のこもらない風通しの良い場所を選びましょう。
風が当たると言っても、エヤコンや暖房器具など、冷気や温風が直接吹き付けるところは厳禁です。
さらに元気に育てるコツその1~葉水(はみず)
日々のお手入れに慣れてきたら、少しステップアップした育て方も覚えておきましょう。
観葉植物の葉は蒸散作用と言って、常に水分を発散しています。
エアコンの効いた乾燥した室内では、葉が乾きすぎて元気がなくなることがあります。
時々霧吹きで葉に水をかけてあげると、艶のあるきれいな葉を保てますよ。
葉の乾燥が続くと、弱るだけでなく害虫も付きやすくなります。
葉水で潤いを与えると、害虫も予防することができます。
さらに元気に育てるコツその2~植え替え
購入してある程度日数が経つと、鉢の底から根が見えてきます。
これは鉢の中が根でいっぱいになっているサインです。ひと周り大きな鉢と新しい土を用意し、春~夏の間に植え替えをしてあげましょう。
新しい鉢の底に水はけをよくするための石を敷き、土を鉢の3分の1ほど入れておきます。
前の鉢から苗をそっと取り出し、土は残しながら優しく根をほぐします。痛んでいる根や長すぎる根はカットしましょう。
新しい鉢に苗を置き、隙間無く丁寧に土を入れて完成です。
植え替え後は水をたっぷりあげて、馴染むまで日陰で様子をみてくださいね。
さらに元気に育てるコツその3~肥料
もともと観葉植物用の土には肥料が入っているので、購入してすぐは必要ありません。
少し成長して大きくなったら、肥料を与えるとさらに色艶が良くなり、元気に育ちます。
初心者さんは、観葉植物用の置き肥と呼ばれる固形肥料が良いですね。説明書に従って、直接植物に触れないように置いてあげましょう。
水やりの際に養分が流れ出て、ゆっくりと効いていきます。与えすぎは根を傷める原因になりますので、注意してくださいね。
おわりに
以上、今日は初心者さんにおすすめの観葉植物と育て方についてお話してきました。
育て方の主なポイントは水やり、日当たり、温度、風通しの4つでしたね。室内で手軽に育てられる品種も3点ご紹介しました。
枯らしてしまう原因の多くは水やりです。観葉植物は、乾燥気味に育てるのがコツです。
お部屋に観葉植物があるとおしゃれで癒されるだけでなく、空気の清浄効果や風水効果も期待できます。
管理に慣れてきたら、ステップアップしたお手入れ方法も覚えておきましょう。
少しずつ色々な品種に挑戦して、ぜひ素敵なグリーンライフをお送りくださいね。