濃い味・お菓子依存症
なぜ、揚げ物やこってりしたラーメン、スナック菓子、ケーキなど無性に食べたくなるのでしょうか?
これらの味には「依存症」があるからです。
食品の依存症といえばアルコール依存が有名ですが、油も、塩気の強い味も、お菓子などの甘みも、依存症があることが分かっています。
お菓子類も同じです。食べたくなったら、「おなかがすいているからではなく、依存なんだ」と認識して、できるだけ控えましょう。
特に塩気の多いポテトチップスは塩分過多にもなるし、ガンの原因物質が一番多く含まれているという報告もあります。要注意です。
では、どんな味なら減量と健康につながるかというと、うまみや酸味です。煮干・昆布・かつお節などでしっかりだしをとれば、脂質を塩分が少なくても、おいしい食べられます。
また、塩分を減らす代わりに酢やかんきつ類の酸味を加えれば、味が引き締まりおいしくいただけます。コショウやハーブなどの香辛料を使うのも良いでしょう。素材の味を活かした薄味のさっぱりした調理を心がけましょう。
素材の味を活かす工夫
- 味付けはうまみと酸味を利用する。
- 野菜は大きめに切って食べ応えをもたせる
- 減塩、カロリーオフ、糖質オフの調味料を使う
- 食卓にソースやしょうゆ、塩を置かない。
- ハーブや香辛料を上手に使う。
- 油や調味料は計量して使う癖をつける
- だしはインスタントより天然のものを使う。
超簡単!極上のだしの作り方
世界文化遺産にも登録された和食の素晴らしさは「だし」の旨みです。
一見魚臭さがあり、手間がかかると敬遠されがちな「煮干(いりこ)」、おいしい極上のだしが取れるって知ってました?
ボトルに750mlの水とニボシ(いりこ)25gを入れて一晩冷蔵庫で寝かすだけ。
ポイントは脂が多いと酸化し、臭の元となるので、煮ないこと。
旨みの成分イノシン酸は水に溶けやすい。水に一晩つけておくだけ、これなら簡単ですね。
いい煮干(いりこ)の選び方
脂がのっていなくてスマートな体型のもの
黄色く変色していないもの
銀色のものがベスト
おわりに
味覚は幼少期(3歳まで)で完成するといわれています。一番味覚が発達する時期に、コンビニのお弁当やレンジでチンの冷凍食品、ポテチや砂糖たっぷりのジュースなど与えすぎていませんか?
幼少からの偏った食生活により、濃い味でないと満足しきれないという方は今一度和食の旨みの文化を見直してみる必要があります。
味覚音痴にならないように、旨みを引き出すコツさえ知っておけば、いろんな料理に応用できます。食育が子どもたちの将来を決定すると言っても過言ではありません。
世界のトップクラスの芸能人は皆、和食に注目しています。欧米化した食生活を和食に戻すだけで、ダイエットも成功し、心も豊かになってゆきます。
ポテチを異常に食べる人たち~ソフトドラッグ化する食品の真実~
料理と言えばこの人、一度は読んでみたい、和食の真髄がわかる本です。
だしの取り方
二人のおばあちゃんが大ブレイク中!
おばあちゃんの精進ごはん (momo book)