ここではシステムキッチンを選ぶ時の注意点をお伝えします。
現状のキッチンの悩み・長所と短所をチェック
習慣や家族構成、料理の傾向によって、一番ふさわしい作業台や収納の大きさ・数など、設備機器選びが変わってきます。
システムキッチンというと扉の色や材質など、つい見た目の美しさがポイントになりがちですが、本当に大切なのは機能性や収納力になります。
各メーカーから多種多様のシステムキッチンが出ていますが、膨大なキッチン設備機器のパーツ選びの前に「いつもどんな手順で料理をして、鍋や食器をしまう場所はどれほどいるのか」など、現状の悩み・長所と短所をチェックしましょう。
求めるキッチン像を冷静に分析していくことで、目的にあったキッチン像が見えてくるはずです。
ショールームに行く機会があれば、自分のスタイルをイメージしながら実際にシュミレーションしてみると、使い心地が分かるでしょう。
あとは、家族構成・ライフスタイルに応じた調理台やシンクの大きさ、収納スペースを考える必要があります。
システムキッチン選びを失敗しない「キッチンの選び方・ポイント」は次のとおりです。
1, 大まかな予算を決める
2, メーカー、レイアウトを目的に合わせて決める
・壁付けタイプ
・壁付けL字型タイプ
・対面ペニンシュラ(コンロ側が壁)
・アイランド(壁から独立している)
3, サイズを決める
・シンク・コンロの位置を選択する
・カウンターの高さを決める
4, ウォールユニット(吊戸棚)位置と高さを決める
・収納量や設置スペースに合わせて使い勝手がいいものを選ぶ
5, 収納カラーと材質を決める
・内装に合わせて扉やキッチンボード、カウンターを選びます
6, 必要に応じてオプションを選ぶ。
・カップボード(食器棚・茶箪笥)
・食器洗い乾燥機は+17万~20万
システムキッチン使いやすいワークトップの高さは?
個人差がありますが、例として身長150cmの方であれば150cm÷2+5cm=80cm 80cmがワークトップの高さになります。
使いやすいウォールキャビネット
手が届く場所に吊戸棚があると、便利ですが圧迫感が出てしまいます。
スペースを有効に使うには「昇降吊戸棚」など無理なく安全に出し入れできる機器もありますので、キッチンリフォームを機に考えてみましょう。
レンジフードの賢い選択
レンジフードの選択を誤ると、部屋全体に煙や臭い・油が広がることになります。これはクロスの黄ばみ・汚れの原因となります。
かと言ってせっかく部屋の間仕切りが無くなった対面式キッチンの上部に大きなレンジフードで遮るのももったいないですよね。
対面式には、すっきりしたタイプで、高性能のレンジフードを選びましょう。
高価になりますが、下引き型換気扇など、強力な吸引力の換気扇もあります。
レンジフードはお手入れの良さで選ぶ
前述しましたが、レンジフードのフィルターが詰まってしまうと、排気がスムーズに行われなくなり、結果部屋中に油と臭いが蔓延することになります。
そんなレンジフードのお手入れの悩みを解決してくれるのが、クリナップのレンジフード「洗エールレンジフード」
ボタン1つでフィルターとファンの油汚れをまるごと自動洗浄。外気をキレイにして取り入れる給気清浄機能も追加されました。
STEP1:給湯トレイにお湯(40~45℃)を入れて本体にセット
STEP2:洗浄ボタンを押すと集めた油汚れを自動洗浄(約10分)
STEP3:排水トレイの水を捨てる
約2ヶ月に1回の洗浄で約10年間ファンフィルターを取り外さなくてOK。
レンジフードの悩みは最新機器で!お手入れ・使い勝手がいい面にお金をかけましょう。
システムキッチンの素材・部材の選び方
一言でシステムキッチンと言っても、数十万円から数百万円まで、価格差があり、一見すると違いがよくわからないのが実情です。
また、メーカーによっても価格が異なり、選ぶのに迷うところですが、それぞれのメーカの得意分野と、あなたが重視する機能を考慮することで決まってくるでしょう。
例えば、ステンレスに強いメーカーならステンレスの部材が多い製品、家電メーカーならIHヒーターとか、ガスに強いメーカー、ホーローに強いメーカーなど迷ったら、メーカーの母体を思い浮かべてみてください。
輸入物もあったりと、部材や設備機器星の数ほどあるシステムキッチンですが、めんどくさいと言ってリフォーム会社任せにしておくと、自分の目的に合ったキッチンは作れません。
以上、「システムキッチンの選び方」まとめると
1、現状の不満や要望を書き出しリストを作る
2、準備台、調理台、配膳台への動線を考えた配置や型選び
3、見た目に惑わされず機能性や収納力を重視
4、使いやすいワークトップの高さ
5、使いやすいウォールキャビネット
6、機能的なレンジフードの選択
7、手入れしやすいレンジフード
8、素材・部材選びは専門のメーカーから考える