今日お伝えするのは、今が旬の「たけのこ料理」房ばあちゃんの昔ながらの作り方を紹介します。
「ぬかなし たけのこのゆで方」もっとも簡単な方法をお伝えします。
美味しいたけのこ選び方
たけのこに生物学的にオスとメスがあるのかわかりませんが、この地方(九州南部)ではたけのこの先っぽが緑色が「雄竹おんじょ=オス」、黄色いのが「雌竹=メス」と言って黄色い方が数が少なく柔らかくておいしいと重宝されます。
その他のチェックポイント
たけのこは伸び過ぎたり、日に当たる時間が長いとアクが強くなってしまいます。
たけのこを選ぶ際には、成長し過ぎていない、皮の色が薄いものを選ぶようにしましょう。
美味しいたけのこを選ぶポイントは、
皮の部分がみずみずしくて乾いていないもの、細いものより太くて短いものを選ぶこと。
根元付近の赤いつぶつぶが少ない方が、アクが少ないと言われています。
たけのこのゆで方
たけのこを切る
たけのこの皮をむき、包丁で切ります。
今回大きいたけのこが2つでしたので、細かく切って鍋に入れました。
一番下に赤いつぶつぶがあるところは硬いので、あらかじめ取り除いてもいいでしょう。
たけのこは掘ってから時間がたてば経つほどアクが出てきます。
アクを抜くためと柔らかくするためにあらかじめ細く切ります。
たけのこを茹でる
切ったたけのこを鍋かはがまに入れて、水に浸し、ぬかと鷹の爪を2かけ入れて茹でていきますが。
「米のとぎ汁」「ぬか」がない時は写真のようにお米を布巾に包んで縛り、一緒に煮ていきます。
たけのこの硬さにもよりますが、1時間から1時間半くらい弱火(初めは強火)で茹でます。
煮えたかどうか、一番硬い部分に竹串を刺して、突き通るかどうか試してみてください。
簡単レンジで「たけのこ」を煮る方法
房ばあちゃんの方法ではありませんが、レンジで10分でできるみたいです。
1、耐熱ボールに小麦粉大さじ1、米大さじ1、水を入れ溶きます。
2、細かく切った「たけのこ」を入れ水に浸します。
3、ラップをして電子レンジ600wで10分チンして水で洗って完成です。
今日の献立は「たけのこご飯」と先の柔らかいところは「たけのこ刺身(酢味噌、わさびしょうゆで食す)」、「たけのこの煮付け」「こんにゃく」でした。
庭で摘んできた山椒の葉っぱを添えました。
山椒のピリッとした辛味が効いたたけのこの煮付けは最高です。
たけのこづくしの料理に焼酎がはずむ夕食となりました。
たけのこの保存方法
たけのこは、鮮度が落ちるとどんどんアクが強くなってしまいます。
生のまま置いておくとアクの強さが増すばかりなので、収穫後はできるだけ早く下茹でして保存しましょう。
一度下茹でして、よく水を切りタッパーかビニール袋に入れて冷蔵保管しておけば、4・5日は、美味しく召し上がれます。
冷凍保存
たけのこを薄く切り、ペーパータオルなどで水気をしっかりと取り、フリーザーバッグに入れて空気をよく抜き冷凍します。
長持ちさせるのに、砂糖水にくぐらせて冷凍する方法もあります。
乾燥保存
天気のいい日に茹でたたけのこを包丁で細く割いてカゴで風乾します。2.3日カラカラになったらフリーザーバッグに入れて冷蔵庫で保存します。
たけのこの栄養と効能
◎グルタミン酸やチロシン、アミノ酸が含まれていて、疲れをとる働きがあります。
◎カリウムを豊富に含んでいて、余分んな塩分を排泄する役割があります。
むくみをとる作用もあるそうです。
◎食物繊維が豊富なため、便秘や大腸がんなどの予防に効果がると言われています。
◎食べ過ぎには注意:アクが強いので食べ過ぎると吹き出ものや胃に負担がかかります。
おわりに
房子ばちゃんの手料理は、とにかく時間と手間をかけずに淡々と出来上がります。
たけのこは乾燥させれば一年中味噌汁や炒め物などの料理に使えます。
栄養とバリエーションに富んだ料理が瞬時にできるまさにスーパー食材ですね。
先日は山で採れたタラの芽の天ぷらをいただきました。
このほか、山うど(ドウゼン)、ゼンマイ、ワラビ、山芋、栗、ゆずなど季節に応じて山の食材をいただくことができます。
また、鹿や猪肉をいただくこともあります。
山の恵みと房子ばちゃんの熟練の技に感謝と万歳です!
飲み過ぎないように注意をしながらこれからも山の恵みをいただいてまいります。