歓迎会、忘年会、新年会、祝賀会、などの宴会の席で万歳三唱の挨拶を依頼された方で、挨拶例文のテンプレートをお探しの方に向けて書いています。

この記事は、万歳三唱の挨拶を「挨拶例文とその応用編」で乗り切る提案をいたします。

あなたが大勢の人の前で緊張することなく、万歳三唱などの挨拶やスピーチがすらすらできるヒントになれば幸いです。

おわりに、緊張を克服したい方にとっておきの講座もご案内いたしますので、必要あればご検討ください。

あいさつは場数でうまくなる?

元々話下手だった私は「あいさつは場数を踏めばうまくなる、、はず!」と思っていましたが、この歳になるまで何回場数を踏んでも一向に慣れることはありませんでした。涙。

ある日、話下手な私に回ってきた役目は会の最後の締めくくる万歳三唱の挨拶でした。

締めの挨拶はお酒もだいぶ入っているので、真剣に聞いている人も少ないのですが、失敗すると会場は一気にシーンと静まり返り、折角の宴会が台無しになるくらい重要な役目なのです。(過去数回経験済み。涙。)

挨拶の成功は場数ではなく、事前の準備で決まると思います。

私は次にあげる「万歳三唱の例文テンプレート」とそれを応用・アレンジすることで大事な挨拶を乗り切ることができました。

万歳三唱の例文テンプレート

話の上手な方のあいさつは堂々としていて、要点が簡潔にまとめられ、説得力があります。

聞く人のためにできるだけ無駄のない構造にしましょう。

いたって一番シンプルな万歳三唱の例文テンプレートです。

  1. 「ただいまご紹介いただきました ○ ○ でございます。」
  2. 「万歳三唱の発声を仰せつかりましたので、甚だせんえつではございますが、(壇上より)務めさせていただきます。」
  3. 伝いたいメッセージがあったら短めに
  4. 「万歳の発声に続きまして、声高らかにご唱和ください。」
  5. 「それでは、○ ○ 会 の益々の発展と、ご参集いただきました皆様のご多幸を祈念し、バンザ~イ、バンザ~イ、バンザ~イ。ありがとうございました。」

 

でも、たったこれだけの簡単なおきまりの言葉が緊張すると不思議と詰まってしまうんですよね。
管理人
管理人

不安の方は丸暗記をして臨んでみてください

充分な練習をしておくことは最大の自信につながります。(カンペ・メモを書いてももちろんOKです。)

その上で、簡単なアレンジを加えると型にはまらずに自然な挨拶になると思います。

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万歳三唱の挨拶例文テンプレート+応用(オリジナル)

いかにも博士
いかにも博士
万歳三唱の挨拶は、型どおりですが以下のシンプルな例文をベースにして、元々の「会の目的など簡単な解説」か「どうしても伝いたいメッセージ」あるいは「オリジナルのエピソード」などを手短に加えてみてはいかがかな!

挨拶のポイントは関係ない話は避けて、その集会であなたが一番伝えたいことを端的にまとめることが重要です。

あるいは、その集会で一番話題に上がっていること、一番知りたい旬の情報などでもいいでしょう。

いかにも博士
いかにも博士
そもそも、例えそこで失敗しても誰も文句を言う人はおらんぞっ。
残念ながらほとんどの人はあなたの話を聞いていない(覚えていない)のじゃょ!

慣れてきたら、自分なりにアレンジしてみる

先日歓送迎会の締めの挨拶のご指名があり、前日に家族の前で練習しました。

いつものテンプレートではなく、思い切って応援エール式の一本締め(身振り・手振り)にしたところ、殊のほか評判が良く、拍手喝采をいただきました!
管理人
管理人

練習した甲斐がありました。(かけのようなものなので、基本は例文のアレンジがいいでしょう。)

重要なのは酒宴の後は堅い話を避けて、できるだけ楽しく和やかに、そして短く終わるというのが理想だと確信しました。

重複する挨拶は避け、今回のエールのように形式にこだわらず、少し変わったことをすると、かえって共感してくれるものだと、考える一夜となりました。

万歳の挨拶が成功すると病みつきになりそうですが、できれば次回は回ってこないことを祈ります。
何も考えずにがっつり飲みたいですから、、、。

万歳三唱の挨拶例文テンプレートのまとめ

昔の人は特に「メモを見らずに挨拶するのが当たり前だ」という人がいます。

でも、私のようにうまくやれるか意識すればするほど緊張してしまい、檀上に上った途端に頭が真っ白になる人もいるのです!
管理人
管理人

最近私は冒険をせずに、もちろん練習はしますが、「要点を箇条書きして読むようにしています。

そうすることでお酒も少しはたしなむことができ、その結果緊張もほぐれてきます

あとは気の利いた短いエピソード(言いたいことを一つ)を入れ込めば、壇上にわざわざ立った意味が報われるような気がします。

メモは読みっぱなしではなく、時折句読点のところで聞いている人の目に訴えかけるようにすると、話が自然と伝わります!

いかにも博士
いかにも博士
最後に万歳の動作の際は、くれぐれも手のひらを前に広げずに、(降伏・あきらめになる)内側に向けて声高らかに行うべし!
 

バンザイ

手のひらは前でなく、内側に向けると「降参」にならずに品も良くなります。

この所作を知らない人も多いので、このことを前置きして言うだけでもアレンジになります。

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追伸:万歳の由来・成り立ちとは

いかにも博士
いかにも博士
最後に戦争色の濃い言葉「万歳」の由来はどこからきているのでしょうか、付け加えておくので参考に!

日本でバンザイと発音するようになったのは大日本帝国憲法発布の日、1889年(明治22年)2月11日に青山(代々木?)練兵場での臨時観兵式に向かう明治天皇に対して敬礼だけではなく、何か特別の歓呼の声をあげようということになりました。

経済学者であった和田垣健三教授が提案した中国(斉の時代)の天子の長寿を祝う時の「民万歳を称すをヒントにして「万歳、万歳、万々歳」が決定しました。

漢音の「バンセイ」呉音の「マンセイ」であったのを日本独自の呼び方「バンザイ」という呼び方が誕生したということです。

ウィキペディアによりますと、

万歳とは、喜びや祝いを表す動作などを指していう言葉。
動作を表す場合は、「万歳」の語を発しつつ、両腕を上方に向けて伸ばす。元々は中国で使用された言葉で「千秋万歳」の後半を取ったもの。

万歳とは「一万年で皇帝の寿命を示す言葉」であり、本来皇帝に対して以外は使わなかった言葉になります。

現代、朝鮮語では「만세」と書き、韓国・北朝鮮では「マンセー、マンセ」、また中国語では萬歲(繁体字)・万岁(簡体字)と書き「ワンスイ、ワンソェー(wànsùi)」と呼びます。

とあります。

やはり元々天皇陛下に向けてのお祝いの動作が万歳の始まりの説が強いと言えるでしょう。

ちなみに管理人が幼少の頃入っていたボーイスカウト(発祥はアメリカ)では帽子を片手に持ち、弥栄(いやさか)、弥栄、弥栄と振りながら唱えていました。
管理人
管理人

両手を挙げるよりスマートで格好が良かったですね、さすがはアメリカですね。

弥栄(いやさか)とは
『ますます栄えること。「例:国の弥栄を祈る」』
『繁栄を祈って叫ぶ声。ばんざい。』

安倍首相による「国民代表の辞」の最後の文に

「・・ここに令和の御代の平安と皇室の弥栄をお祈り申し上げます。」とありましたね。

あいさつ文に「弥栄(いやさか)を送ります」など一文入れると昔の人は特に懐かしんであんたの話に耳を傾けるでしょう!

最後までお読みいただきありがとうございます。