趣味 水彩

初心者が水彩画を始めるにあたって、パソコンを利用したデジタルの描写と従来通りの紙と絵の具を使ったアナログのどちらがおすすめでしょうか?

最近のパソコンのソフトにはまるで紙に描いたような水彩風に仕上がるものがあります。

水もいらない上に紙ではないので乾いた時のヨレヨレした紙のゆがみもありません。

でもパソコンでは何となく味気ない上に、水彩画の醍醐味を感じることができません。

透明水彩の最大の特徴は
1、下の色が乾いたところに色を更に重ねることにより、透明でみずみずしい色の合成ができること。
2、ぼかし、滲み効果による大胆さ
3、作者の意図により強調したり省略ができる。
3、短時間で作品が完成させることができる。

他にもあると思いますが、以上のことから、私は基本的には筆と絵の具で水彩画を描いてます。

慣れてくればこちらのほうがいつでもどこでも手軽に描くことができます。

作品が出来上がったら、
後で振り返ったり、色彩の調節やデジタルファイルにするために
パソコンに入れて、保存しておきます。

画像処理はAdobe Photoshop があれば最高です。
低価格ではAdobe Photoshop Elementsがあります。
スキャナーやデジカメで画像を取り込む際
解像度に気をつけてください。

解像度が粗いと、チラチラしたり、ピクセルがガタガタして
いくら修正しても時間と労力の無駄です。
目的の大きさを決定してそれに耐えうる解像度を設定してください。
どちらも高度な編集ができる画像処理ソフトです。

デジタルで水彩画風に仕上げるソフトでは『水彩8』が定評があります。
『水彩8』は、まるで実際の水彩画のように、筆のタッチを活かして楽しく絵が描けるソフトです。パレットに絵の具を出して、水でのばして…といった、どなたにもおわかりいただける操作ですから、絵を描くのが好きな方はもちろん、これからパソコン絵画を始めてみようという方にも、おすすめです。

デジタルとアナログどちらが先かは決まりはないと思いますが、どちらもやっておくといろいろと応用が効き、更に深まりが増すように思います。

どちらからでも道具や自分の環境にあるものを利用して趣味の領域を広げて行ってください。
できれば作品が溜まってきたら、個展・グループ展・展覧会に出すことをおすすめします。

人に見てもらい、素直に評価を受けるのも、独りよがりな絵を描くよりは、ずっと上達していくと思います。

第一仲間が増えることで、一人では続かなかった習い事も孤独感なく続けることができます。

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デジタルでアニメーションを描くには

「雲のむこう、約束の場所」「君の名は。」はアニメーション作家「新海 誠」さんの代表作ですが、

新海ワールドの特徴である時間と共に切な的に変化する風景・雲と風・光と陰影など徹底した描写は

透明感にあふれるノスタルジックな情景は自分がそこにいるかのような錯覚を覚えさせてくれます。

こんな素晴らしい水彩画が描けたらどんなにいいでしょうね。

フルデジタルアニメーションとは

新海監督一人で手掛けたという作品「ほしのこえ」は25分のフルデジタルアニメーションです。

アニメーションは1秒間に24コマ~36コマのセル画が必要になります。

25(分)×60秒(=1分)=1500秒なので、

平均1秒間に30コマで計算すると、1500秒×30(コマ)=36000枚のセルが必要になってきます。

中には繰り返したり、少しずつ移動したりのコマもあるでしょうから、

36000枚全部が全部手描きではないでしょうが、いずれにしても莫大な時間と労力が必要だということは分かります。

新海監督が手描きのセル画かパソコンソフトを使ってデジタル式に描いているかはわかりませんが、

今日は手描き水彩画ではなく、デジタルな水彩画の描き方ができるソフトを紹介したいと思います。

これなら枚数の多いアニメーション制作も不可能ではないかもしれませんね。

アニメファンに圧倒的な人気の「CLIP STUDIO PAINT PRO」というペイントソフトになります。

水彩画の描き方【デジタル編】ならこれ!「CLIP STUDIO PAINT PRO」

CLIP STUDIO PAINT PROは初心者からプロまで、幅広いユーザーが使用しているスタンダードなペイントツールです。

世界で一番売れている漫画作成ソフトのようです。

漫画と言っても描く人の表現により、活用は無限大ですので、水彩画やアート作品、グラフィックデザインなど様々な作品への展開が可能です。

CLIP STUDIO PAINT PROの特徴a

自然で滑らかなペンタッチ

筆圧にあわせた描き味の自動調整に加え、線のぶれを抑える補正や、描き始めと終わりに強弱がつけられる「入り」「抜き」などの機能が、手描きのように自然なタッチを生みだします。

線画を描くのに最適、ベクター描画

線画を描くのに最適、ベクター描画
ベクターで描かれた線は、後からの太さの調整や変形が自由自在です。
さらに拡大や縮小を行っても劣化しません。線が交わっているところまで綺麗に消すことのできるベクター用の消しゴムも便利です。

描き味を自由自在にカスタマイズ

設定できる項目はダントツの多さ!納得がいくまでカスタマイズできるだけでなく、セルシスやユーザーさんが公開中のペンやブラシの素材をダウンロードして、すぐに使いはじめられます。

多彩な定規で正確に描ける

基本的な図形の定規はもちろん、平行線や集中線などの特殊図形の定規、対称な線が描ける対称定規、パースに沿った線が描けるパース定規などの種類が揃っています!

3Dで構図やデッサンの不安も解消

自由にポーズをつけられる3Dデッサン人形を下描きの参考にできます。小物や背景も配置でき、3Dだからカメラアングルも自由自在で、構図を考えるのにも役立てられます!

便利な塗りつぶしですばやく塗り分け!

線の隙間からはみ出さずに塗りつぶせる「隙間閉じ」、細かい塗り残しを一瞬で塗れる「塗り残し埋め」などの機能で、スピーディーに塗りつぶしが行えます!

複数の操作を、ワンクリックで一括実行!

オートアクションに登録すると、たとえばこんな操作がワンクリックでできるようになります!

・影とハイライト用のレイヤーを1枚ずつ作って命名し、下地にクリッピングする
・レイヤーカラーを白に変更し、5pxの黒いフチを追加する
・全てのレイヤーを統合した後、50%の大きさに縮小してPNG形式で書き出す etc…

おわりに

いかがだったでしょうか?

今日はあなたの使い方次第で、新海監督のイラストにも迫ることができるかもしれない

デジタルな水彩画の描き方ができるソフト「CLIP STUDIO PAINT PRO」を紹介しました。

私も是非この機会に購入して次回は是非その使い勝手をレビューしてみようと思います。

CLIP STUDIO PAINT PRO

DL版かパッケージ版かということでしたら、お好きな方でいいと思います。パッケージ版をアマゾンで買うのとDL版を公式で買うのとではそこまで価格に変わりはないようですし。

CLIP STUDIOを使いこなす3名の実力派プロ絵師が便利で実践的な使い方を伝授!!

〈内容〉
PART 1 CLIP STUDIOの基本
PART 2 しきみイラストテクニック
PART 3 lackイラストテクニック
PART 4 秋咲りおイラストテクニック
※参考となる3作品の.lipデータをダウンロードできます
内容(「BOOK」データベースより)

◎アナログで描いてみたい方には

数十年ぶりに絵を描いた63歳男性が、いきなりプロ並みの水彩画を描き、
家族が「スゴイ!」と驚いた水彩画のヒミツ・コツはこちら

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◎デジタルで描いてみたい方には

無料ソフト:「絵手紙ペイント」が良さそうです。

http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se341874.html

初心者でも簡単にかけるペイントソフトです。手書きのよさ個性が表れる毛筆で絵手紙をかけます。色塗りは、パステルエアーブラシ、蛍光ペン、グラデーションカラー筆、カスタム水彩ブラシなど個性のある筆やブラシがそろっています。なかでも、カスタム水彩ブラシで水を含ませて描いてみてください。最後に捺印を押す。(捺印機能も付いてます。)
きっと心が伝わる絵手紙が作成できます。ハガキ印刷機能や写真なども加工できる簡単なフィルタやエフェクトや「トレース」機能なども付いています。

こちらは有料のソフト「水彩8」

こちらは解説本付きになります。

別のソフトで格安なものがありました。

デジタル、アナログのどちらにしても、水彩画を趣味にして張りのある毎日を送っていきましょう!!

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