趣味がない

趣味がないので尋ねられた時に困る」「新しい趣味を始めたいけれど見つからない」という人は意外にも多く、深刻な悩みに発展するケースも少なくありません。

趣味がない

今回は「趣味がない・見つからない」と悩む人に向けて、趣味が見つからない人の特徴や心理的な原因。更に履歴書や面接時の対応、自己紹介時のポイント、すぐに始められるおすすめの趣味についてお伝えします。
ただし、「趣味がない」のは必ずしもマイナスではありませんのでご安心を!

マイブームなど趣味と意識せずに自然と取り組んでいる方も多くいるようです。

趣味がない人・見つけられなくて悩んでいる方はこの記事を参考にしていただき、どうか自信を持って活動して下さいね。




趣味がないという悩みは男女共にある

そもそも「趣味」とは、人が仕事や専門以外に楽しんで打ち込めるもの、自由時間を満喫できることを指します。

趣味がない人の多くは、「ご趣味は?」と聞かれると返答に困り「無理にでも趣味を作った方が良いの?」と悩むようですね。

あるアンケート(※)によると、調査に参加した480名のうち「趣味がない」と答えたのは男女平均で1割いることがわかっています。

また、趣味を聞かれて困った経験がある人はおよそ半数で若い人ほど多く、そのうち7割ほどは「無理にでも答えている」という結果も出ています。

※ 株式会社マーシュ 趣味に関するアンケート調査
https://www.marsh-research.co.jp/examine/ex2610.html

趣味がない・つまらない人の特徴や心理は?

趣味がないと悩んでいる人が意外にも多い状況がわかりましたね。

ここでは、趣味がない、つまらないと思う人はどのような傾向があるのか、特徴や心理など原因についてまとめました。

趣味がない原因:忙しい・お金がない

アンケートにもあるように、趣味がないと悩むのは若い年代に多いようです。

社会に出て間もない頃は仕事に明け暮れ、充分な給料も得られずに毎日を過ごす人も多いでしょう。

趣味が見つからないのは、忙しい・お金がないという理由も当てはまります。

趣味がない原因:新しいことが苦手

今の時代は「ほめて育てる」ことが良いとされ、極端な場合は失敗を恐れて周りから怒られるのを避ける方もいるようです。

新しいものが苦手な人は完璧主義や慎重派が多く、上手くできない自分にストレスを感じ長続きしないという場合もあります。

趣味がない原因:飽きっぽい・関心が薄い

趣味がないという人は、飽きっぽい・集中力がない・物事に対する関心が薄いという性格を持つケースもあると考えられます。

つい他のことを考えてしまう、途中で興味がなくなるという傾向がありますが、心をつかむ何かに巡り合えればこの先趣味として定着するかもしれませんね。

趣味がない原因:自信がない・他人の目が気になる

「こんな趣味を周りはどう思うだろう」「この趣味ならカッコ良く見られるか」と他人の目を気にして、本来の好きなことを楽しめないタイプの人もいます。

趣味はあくまでも自分が楽しんでリフレッシュするためのものなので、他人の存在は気にせず堂々と続けることをおすすめします。

趣味がない人へ!履歴書の書き方

ここまで、趣味がない人の性格や心理などをご紹介しました。

次に、趣味がない人に多い「履歴書はどうすれば良い?」という心配についてお答えします。

なぜ履歴書に趣味・特技の欄がある?

応募時に提出する履歴書には、ほとんどの場合「趣味・特技」を記入する欄があります。

これは仕事に合う人材を見極めるためで、趣味や特技の特性から性格や集中力、忍耐力、管理能力などの要素を探っています。

「特になし」と記入するのは、せっかくのチャンスを逃すことになるかもしれません。

趣味がない人の履歴書の対応策

自分では趣味と認識していなくても、手先が器用なら「DIY」、フットワークが軽いなら「ウォーキング」や「小旅行」、毎日運転をするなら「ドライブ」などと書けますよ。

かつて習っていた水泳や習字、キーボード入力が速い、顔を覚えるのが早いなども特技としてアピールできます。

趣味がない人へ!面接時の対応

履歴書と重複する部分がありますが、就職などの面接で会話をする際のポイントもご紹介します。嘘を言うと後々困るので、あくまでも自分ができることを伝えましょう。

なぜ面接で趣味を聞いてくる?

面接時の会話では、趣味や特技を通して仕事の適性を探るだけでなく、説明の能力を見ることも含まれます。

自分の好きなものはなぜ魅力があるのか、どのように楽しむかなどをわかりやすく説明すれば、面接官も興味を持って聞いてくれるでしょう。

趣味がない人の面接時の対応策

「趣味(特技)とは言えないのですが」と加えれば、日々の何気ない行動もアピールポイントになりそうですね。

「IT機器の設定が得意」「新聞のコラムは欠かさず読む」「残り物でパッと一品作れる」など、毎日の生活でできることを積極的に伝えてみましょう。

趣味がない人へ!自己紹介の時は

会合などで自己紹介をする際、趣味がないために困っている人もいます。趣味の内容よりも、自分を覚えてもらうことを意識してみましょう。

なぜ自己紹介で趣味を披露する?

自己紹介とは、相手に自分がどのような人間であるかを簡単に伝える手段で、今後のお付き合いをスムーズにするためのものです。

堅苦しく考えず、「この人は面白そう」「仲良くなれそう」「もっと話したい」と思ってもらえれば自己紹介は成功ですよ。

趣味がない人の自己紹介の対応策

無理に趣味を作って伝えるよりも、正直に「趣味と言えるものはないのですが」と前置きし、下記のような内容を盛り込むと好印象を与えられます。

  • 気になることやマイブーム   
  • 誰にも譲れないこだわり   
  • 今後やりたいことや夢など   

これなら難しく考えずに誰でもすぐ伝えられそうですね。興味を持った人が楽しい趣味に誘ってくれるかもしれません。

趣味がない人へのおすすめ6選

ここまで記事を読まれて「なんとかして趣味を見つけたい!」または「誘われたらやってみようかな?」と思った方は、すぐに始められる趣味があるのでぜひご覧ください。

すぐに始めるならスマホの趣味

総務省の調査によると、2016年の個人のスマホ所有率は56.8%という数値が出ています。

スマホで身近な画像を撮影し、SNSやブログに投稿する趣味はいかがでしょうか。

「いいね!」がもらえれば毎日に張りが出るだけでなく、「もっと上手に撮りたい」という意欲が湧いてカメラの趣味につながる可能性もありますよ。

何事もほどほどが肝心です。深夜のスマホのやりすぎ・ストレートネックにならないようにご注意!

お金のかからない趣味といえば読書

現代では、図書館や古本屋の利用だけでなく電子書籍というツールも身近になりました。

さらに、読書記録ができるサイトを利用すれば、他の人の感想が読めるだけでなく仲間作りも可能です。

簡単な感想を残すと、当時の状況や気持ちを思い起こす良い記録になりますよ。

まずは近所を散歩する趣味から

運動や気分転換を兼ねて、自宅近くの散歩はいかがでしょう。意外にも知らない場所が多いので、色々な再発見もできますよ。

だんだんと範囲を広げて行けば、見知らぬ街や人との触れ合いなど新しい旅の魅力が見つかるかもしれません。

「趣味がない」悩みは市民講座で解消

何から手を付けて良いかわからない人は、市民講座がおすすめです。講座の募集は、広報紙や掲示板、ネットなどで随時行なっています。

自宅から近い会場で講習料が安く、じっくり取り組むものからアクティブなものまで様々な講座があるのが魅力ですね。

水彩画は手軽にできる趣味の1つ

1人で静かに趣味を楽しみたいという方には、水彩画がおすすめです。

家族が使った絵の具セットが残っていれば、すぐにでもスタートできますよ。

子供の頃に親しんだ塗り絵も、密かなブームが続いています。さらに発展して、話題の消しゴム版画や切り絵、木版画などに広がる可能性もあります。

注目度アップの趣味「多肉植物」

近年では、多肉植物のキュートな姿が注目され多くの種類が流通するようになりました。

予想より手間がかからない点も魅力で、上手く育てれば花が咲き、株分けなどで増やすことも可能です。

インターネット上では、多肉植物が好きな人同士の交流が盛んに行なわれていますよ。

おわりに

今回は、趣味がない・見つからない人の特徴や悩みなどの原因と社会で乗り越えるポイント、すぐに始められる趣味などをご紹介しました。

履歴書などは伝え方のポイントを押え、自己紹介はあえて趣味がないことを逆手にとって印象付けるという方法もありましたね。

「趣味がない・見つからない」が理由で気後れする必要はありません。

むしろ、伸び代がある分、新しい世界が広がると前向きに捉えられます。

趣味がないと悩む人も良い出会いに恵まれ、素敵な自分を再発見できますように!