履歴書 趣味

履歴書を書くとき、趣味欄で

「こんな趣味を書いたら恥ずかしい?」

「特に趣味がないけれどどうしよう」

と悩む人が多いのではないでしょうか。

趣味は単なるプロフィールではなく、それぞれの個性や強みをアピールできる大切な項目になります。

いかにも博士
今回は、履歴書の趣味欄を書く際のポイントと状況別の書き方、採用担当者の印象に残る具体的な12の例文をご紹介しましょう!

趣味欄の書き方に悩んだときに、ぜひ参考になさってくださいね。

履歴書の趣味欄は読みやすく簡潔に

履歴書 趣味

いかにも博士
履歴書は、会社にとってふさわしい人材かどうかを判断する大切なツールの1つじゃ!

ここでは、趣味欄の書き方のポイントについてご紹介します。

履歴書に趣味欄がある理由

枠のサイズに違いはあるものの、ほとんどの履歴書は趣味の項目を設けています。

採用担当者は趣味の内容で人柄を見るだけでなく、会話を通じて「協調性があるか」「計画性があるか」などについて探ります。

趣味の欄は、担当者の興味をそそり「もっと詳しく聞きたい」と思ってもらう内容を記述しましょう。

いかにも博士
自分の得意分野であれば会話が弾み、面接が盛り上がる可能性もあるぞっ!

趣味欄の書き方を工夫すれば、個性や魅力を十分にアピールできます。

履歴書の項目 趣味と特技の違いは?

多くの履歴書には、趣味と並んで特技を記入する項目があります。

趣味とは、上手下手に関係なく自分が楽しめること、好きなことを指します。

一方の特技とは他人よりも優れた知識や技術、能力を指します。

いかにも博士
趣味・特技の欄は、どちらも資格や級などを持っていれば積極的に記述しましょう!

また、「一見小柄で大人しそうだが、激しいスポーツをする」など、専攻分野や見た目とのギャップがある趣味や特技も会話の糸口になる可能性があります。

趣味の書き方のポイント「箇条書き+説明文」

いかにも博士
採用担当者は多くの履歴書に目を通すため、下記の例のように「箇条書き+説明文」という書き方で簡潔に伝えることがポイントじゃ!

名称だけでなくカッコで具体的な内容を加え、趣味が複数あるときには改行してそれぞれに説明を加えます。

【趣味の書き方の例文】

・水泳
「幼稚園の頃から習い、高校時代には選手として県大会に出場」

・ガーデニング
「季節に合わせてタネから栽培し、SNSで生育の様子を紹介」

履歴書に書く趣味がない場合

いかにも博士
これといった趣味がない方は趣味の欄で悩むケースもあるじゃろう!

始めたばかりという経験の浅い趣味でもかまいませんが、よい印象を与えるために嘘の趣味を書くことは控えてください。

面接の際に受け答えがスムーズにできず、かえって悪い印象を与える可能性があります。

どうしても見つからないときには、正直に「特になし」と書くことをおすすめします。

また、企業から指定の履歴書がない場合は、趣味欄のない履歴書を選ぶ方法もあります。

状況別!履歴書の書き方とおすすめの趣味

いかにも博士
ある調査(下記※1)によると、履歴書を書く際に「アピールポイントがわからない」という人が6割を超える結果が出ておるぞっ!

ここでは、印象に残る履歴書の書き方を状況別にご紹介します。

就活では得意分野をアピール

就活やインターンにおいては、たくさんの履歴書の中から採用担当者の目に止まる内容が書ければベストです。

業種によって書き分けることも大切で、例えば接客業では社交性や臨機応変に対応できる能力IT企業ではプログラミングの技術や集中力などをアピールします。

就活で好印象を与える趣味は、英会話(TOEICの点数)や読書、スポーツなどです。

転職は即戦力で勝負しよう

中途採用の枠では即戦力を要求されることが多いため、リーダーシップ力やフットワークのよさ、過去に達成した仕事などを具体的にまとめましょう。

就活と同様に、企業によってアピールの方向性を変えることもポイントです。アウトドアやDIY、書道、楽器演奏など、他人と比べて技術や経験を生かす趣味がおすすめです。

パートやバイトは好印象の趣味

パートやアルバイトの募集は、短時間といえども長く続けてくれる人を求めています

関連する事柄の経験があれば履歴書に記入し、協調性や責任感がある点を具体的にアピールしましょう。

スポーツや映画鑑賞、絵を描くことなど、若い頃から長く親しんでいる趣味がおすすめです。

履歴書の趣味欄の書き方12例文集

いかにも博士
それでは、具体的な趣味の書き方を12の例文と共にご紹介します!

コピペはせず、自分の言葉に直してご利用下さい。

例文1:カラオケ

カラオケは趣味として書きにくいと思われがちですが、発声のよさや社交性、技術を磨く努力などをアピールできます。

・カラオケ
(月に数回は通い、音程だけでなく表現や振り付けの研究もしている)

例文2:ライブ

ライブを楽しみにしている人は、音楽の素晴らしさや臨場感などを具体的に表現したり、プラスアルファになる内容も記述したりすることがおすすめです。

・ライブ
(好きな海外アーティストの来日時はライブに足を運び、英語の歌詞や発音も学習

例文3:ゲーム

業種によってはネガティブな印象を与える場合もありますが、書き方によっては地道に努力する能力や計画性などが評価されるかもしれません。

・ゲーム
計画を練ってクリアしたときの達成感・集中力は仕事にも応用できる。最近ではアプリ開発にも挑戦

例文4:スポーツ

スポーツは最もアピールしやすい趣味の1つなので、続けている年数や大会の結果があれば積極的に記入しましょう。

・ジョギング
5年前から毎朝30分ほど走り、昨年はシティマラソンで自己ベストを更新)

例文5:旅行

旅行は、下調べと計画、現地での交流や新しい発見のほか、反省や次の企画などアピールできる点が大変に多い趣味です。

・旅行
(念入りに下調べを行い、お金をかけずに楽しむ旅行の計画が得意)

例文6:ドライブ

一般的な車の運転だけでなく、メカニックに関する知識やナビに頼らないドライブなど、自分なりに努力をしている点を挙げましょう。

・ドライブ
(月に1度はナビを使わずに長距離を運転し、名所旧跡巡りや美味しいものを食べるのが楽しみ)

例文7:音楽鑑賞

ただ聴くだけでなく、異なる演奏家の聴き比べや曲の背景を調べて楽しむなどの一歩踏み込んだ書き方をしてみてください。

・音楽鑑賞
曲の時代背景と共に鑑賞するのが好きで、年に数回は演奏会に出かける)

例文8:ピアノ

かつて習っていたことを趣味で再開する場合は、なぜもう一度取り組もうと思ったのかを述べれば印象に残る可能性があります。

・ピアノ
(子どもの頃からの憧れの曲を弾くため、10年ぶりにレッスンを再開)

例文9:写真

カメラの機種や撮影技術のほか、撮影する場所にこだわるなど、他人と違う点を簡潔にアピールしてみましょう。

・写真
(SNSに投稿された写真に憧れて始め、毎週おしゃれな撮影スポットを探索

例文10:読書

アピールしやすい趣味の1つですが、好きな作家やジャンルに加え、自分なりの目標や楽しみなどをプラスするとありきたりの内容になりません。

・読書
(〇〇のジャンルが好きで、週に1冊のペースで読書会にも参加)

例文11:料理

性別に関わらず、料理の趣味は献立の計画から予算内での買い物、調理の手際のよさ、味付けなどで工夫している内容をアピールできます。

・料理
残りものでつまみを数品作ることが得意で、最近は創作料理にも挑戦)

例文12:ペット

家族同様のペットは毎日の世話だけでなく、それぞれの動物の特徴や習性を学べる点をまとめてみましょう。

・ペット
(初めて飼育する柴犬について、しつけなど学びながら世話するのが日課)

趣味でアピールする履歴書の書き方のまとめ

今回は、履歴書の趣味欄の書き方に悩んでいる人に向けて、簡潔にまとめるポイントと状況別の書き方、採用担当者の目を引く12の例文をご紹介しました。

単に趣味を楽しんでいる様子を書くだけでなく、努力している点や得られたことなどを盛り込むとアピールにつながります。

いかにも博士
ちなみに、9割を超える採用担当者が履歴書の文字の丁寧さを重要視しているという調査結果(※2)が出ておるぞっ!

手書きの履歴書を提出するときには、丁寧に記述することも心がけてくださいね。

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【参考資料】
※1 はたらこねっと 「職務経歴書・履歴書の悩みについて アンケート」

※2 AiDEM人と仕事研究所 「正社員転職者採用時の履歴書に関するアンケート調査」